奥三河に、「花祭り」という民俗的神事がある。
11月から新年にかけて17の地区ごと順番に、二日がかりで行なわれる祭りだ。
朝九時ごろから 神迎えの神事。神の降臨を喜び悪霊を踏み固める地固めの舞、鬼の舞、湯たて神事などが
夜から明け方にかけて延々と続き、最後に神を送り出す神事などがあり、終わるのが翌日の夕方という、
ものすごーく長くて古式床しき祭りなのだが、
なにせ山間の小さな地区、知人でもいない限りなかなか見に行けない。
昨年、たまたまNHK文化センターの折り込みチラシで花祭りツアー(写真家であり伝統文化研究家の講師つき)というのを発見。
即、プレアデス仲間で鬼に詳しいピッポさんを誘って参加した。これがまあ、面白かった!
で、今年も地元の友人を誘って申し込んだ。
11月22日、午後2時、文化センター前集合。
マイクロバスに乗り込む。

途中、飯田線東栄町の無人駅に立ち寄る。
このあたりは看板も街路灯の飾りも駅舎まで花祭り一色。
←鬼の顔にみえますか?
花祭り会館で祭りの概要や地区毎の衣装や飾りの違いについて、展示を見ながらレクチャーを受ける。
祭りを司るのは[宮人 みょうど]。
今は公民館で行なわれるが本来、[舞庭 まいど]という神聖な場をしつらえる。
舞庭の中央に竈をつくり、その上には神が宿る[湯蓋 ゆぶた]または、
[びゃっけ]という紙の飾りや、[ざぜち]という切り紙を吊り下げる。
湯蓋は神仏混交系の地区では、四方をあらわす、赤・緑・白・黒に、
神の道、黄色をあわせた五色の紙を切ったもの。
神道系の地区は白一色。その切り方も地区ごとにちがう。
鬼の面やまさかり、衣装などなど、全部が地区ごとに違うのだ。
今回行くのは月地区。風情ある地名。神社は槻神社、と字がちがうそうだ。
ようやく宿につく。同年輩のご婦人二人連れと同室に割り当てられる。
夕食の途中、宿に榊鬼が来たというので見学に。祭りには[榊鬼]・[山割鬼]・[茂吉鬼](呼称も地区によって違う)
そのお供の鬼などが出るがメインは榊鬼。で、本番の前に、地区の中を巡回して地固めをしていく。








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