海外文学−カ行

 




ポール・ギャリコ『雪のひとひら』矢川澄子  新潮社

水滴にたとえた女の一生というか、女の一生にたとえた水の一生というか・・・。不思議な静謐に満ちた宗教的世界だ。
流れに沿って映る景色の描写の美しさは、矢川澄子の美しい訳でよりいっそう美しくなっているのだろうな。


ギャリコ『七つの人形の恋物語』 矢川澄子訳  王国社

悲惨な状況にあるムシューは七つの人形たちと出あった。
それぞれの人形たちとかけあい芝居をしながら、ムシューの無垢な魂は、冷酷無比な人形遣いの心を溶かしていく。
善と悪。人間の多面性。しかし、どこか観念的な・・・


ジリアン・クロス他『メグ・アウル―ミステリアス・クリスマス2』  安藤紀子他・訳 パロル舎  2002

「クリスマスプレゼント」
母の再婚でクリスマスの迎え方がちがってしまった。
イモジェンとポールは、義父の連れ子ベッキ―にあることを焚きつける・・・
「メグ・アウル」
ハロウィーンの夜、拾ったまま忘れていた卵はクリスマスの夜、孵っていた。それは・・・・
「また会おう」
クリスマス休暇のあいだ、うちに、義父の8歳の娘メアリ・アンがやってくる。
ピーターがクリスマスプレゼントとして買った格安ビデオは・・・
など、イギリス作家の筆によるクリスマスに起こる不思議な怪奇物語5編。
ちょい恐くて、ちょいミステリアスで、ゾグリとして、そこそこ楽しめる。


パウロ・コエーリョ 『アルケミスト』  山川鉱矢+山川亜希子訳  角川文庫  1997

羊飼いの少年サンチャゴは夢と不思議な老人の言葉と前兆にしたがって、少年を待つ宝物をさがしに
エジプトのピラミッドまで旅をする。
道中、少年はいろいろな人に出会い、さまざまな出来事に出会う。そして、ピラミッドでえた答えは。。。
人生の智恵と箴言に富んだファンタジックな寓話。
あとがきに、『星の王子様』と並び称されるほどの絶賛を浴びた。とあるけど、それはどうなんだろう・・・




     


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