ドバイ(Dubai)豆知識
(壁紙は海岸の砂の色)
【基本情報】
通貨:1ディルハム ≒ 30円
気候:11月〜4月 やや涼しい夏
5月〜10月 猛烈暑い夏
時差:マイナス5時間
【歴史】
アラブの国々はそれぞれいろいろな歴史と変遷があるが、UAE(United of Arab Emirate)は、
ドバイ、アブダビ、シャルージャなど7つの首長国が統合し、1971年にイギリスの支配から独立した連邦国家。
国としての歴史は新しい。
首長国の中で一番大きいアブダビの首長が大統領、2番目に大きいドバイの首長が副大統領を勤める。
(わたしたちが行く半月ほど前に大統領が死去したばかりで、あちこちに喪中の半旗が掲げられていた。)
7首長国のうちには石油が産出しない地域もあるが、UAEはどの国もすべて税金なし。
サウジアラビアなどを含む湾岸協定国内ではどこでも医療、教育費が無料という夢のような国。
人口が少ないし、土地の個人所有という概念がつい最近までなかった地域だから、都市計画のやりたい放題(苦笑)。
沙漠にハイウエイが走り、高層ビルが次々建設されている。

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町中にはこんなピカピカのビルが建っているし、郊外のあちこちで住宅地が造成されている。
← 夕陽が丘団地・好評分譲中、とか書いてあるらしい、たぶん
どこの国でも観光地は立派でも、物乞いがいたり、バスの車窓からスラムが見えたり、
ホテルのすぐ裏がゴミゴミした庶民の街だったりするが、ドバイとシャルージャを走った限りでは
スラムや貧民街が見当たらなかった。
というか、スラムができるほどの歴史がないのだろう。
【イスラムの教えと習慣】
(現地ではアラブ人と結婚した日本女性が案内してくれた。主に彼女の説明による)
・礼拝
イスラムの礼拝は夜明けまえから夕方まで、一日に5回。

出先で一人分のカーペットを敷いて礼拝している人を見かけたが、
都合で、まとめて2回分礼拝するとか柔軟に対応できるらしい。
陰暦で九の月、新月から次の新月までのあいだが「ラマダン(断食月)」。
日の出から日没までは、食事だけでなく飲み物も口にしてはいけない。そのかわり、日が落ちると豪華なご馳走を食べる。
断食というより、親戚同士で行き来したりして、一種のお祭りのような受け止めをしているらしい。
イスラムのモスクは、信者以外立ち入り禁止。外からしか拝見できない。
ほんとうは写真撮影もいけないらしい。
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街のちいさなモスクで祈っている風景。
・禁酒とアラビックコーヒー
イスラム教では飲酒は禁止されているが、縛りの強さは、国によって微妙に違うらしい。
ドバイはゆるやかで、ホテルのミニバーには普通にアルコール類が入っているし、
レストランでも、外人客との商談などには、普通に出てくる。
← ホテルのミニバーには、ワイン、ビールなどが。
シャルージャのほうが若干厳しいが、許可を得た店で買って家で飲むことは出来るらしい。
それなりに、融通性はあるということか。
ホテルのロビーなどで、現地の人が、細長い水差しから煎茶茶碗のようなカップにアラビックコーヒーを注いで、
ちびりちびりと飲みながら談話している姿をよく見かける。
わたしも試飲してみたが、う〜ん、コーヒーというより煎じ薬のような・・・
すくなくとも、ふだん飲むコーヒーの概念からは遠かった。
・衣装と暮らし
これが典型的なドバイの人の衣装。女性は黒一色、男性は白一色。男性は、中はTシャツと巻きスカート着用。
女性は夫と父親以外の男性に顔を見せてはいけない。まして、写真を写されるのはたいへん嫌う。
なので、これは別の風景を写すふりをして急いでシャッターを押し、右半分をトリミングしたもの。

女性の服は、前身頃でたっぷりとうちあわせるスタイル。
男性の服は、上からかぶって上半身はボタンどめ。どちらも、熱をにがすために体を締め付けないようになっている。
男性の頭に巻くマフラーは白、あるいはアラファト議長でお馴染みの格子柄。
昔は部族によって決まりがあったらしいが、最近はファッションとして自由に楽しんでいるらしい。
女性の黒い服の下は、かなり派手派手な服やランジェリーを着ているらしい。つまり、"脱いだら凄いんです"(笑)。
女性は髪の毛はスカーフで隠さなければならないが、顔をどこまで隠すかは信仰の深さや夫の意向によって微妙に違うらしい。
目だけしかみえないベールの妻(すんごい豪華な指輪をしてた!)と、いかにも富豪らしいダンナさんのカップルをホテルで見かけた。
ガイドさんに「ご飯を食べるときはどうするの?」と訊ねたところ、食事中もベールははずさないで、ひらりと隙間からスプーンを運ぶらしい。
レストランでは、ファミリールーム(個室)に案内してもらうことが多いらしい。
トイレ事情:
男性は、裾をたくしあげて用をたす。
女性は、上の衣類を脱いでコート掛けに掛けてから、ゆっくりと用を足す。
ちなみに、用がすんだらホースで水をかけて清潔にするのが、元々のスタイル。
公共のトイレには、ペーパーもあったが、細長いホースも備えてあった。手動式ウォッシュレットである。
レストランやショッピングセンターのトイレは、どこも日本の3倍くらい広々とした個室だった。
・結婚・生活費
4人まで妻を持つことができるという風習は現代もあり。法律でも認められているが、
どの妻に対しても公平に扱わなければならないから、よほどの大富豪でなければ多妻は無理らしい。
離婚は自由。16歳くらいで結婚するせいか、離婚率も高い。
公共の場でも家庭でも男女の席は厳しく分かれていて、たとえば結婚式でも男女はそれぞれ別室。
つまり、花嫁の母や女性の親戚は婿殿の顔を見ることができないし、花婿の父や伯父、甥たちは嫁さんの席には入れない。
UAE人同士の結婚を奨励するため、日本円に換算して約200万円ほどの祝い金がもらえ、結婚式披露宴の費用も国が持ってくれ、
さらに、子どもが成人するまで一人につき月に5万円ずつもらえるらしい。
やっぱ、すごいわ、石油産出国!
わたしもUAEで暮らしたいな、と思っても、残念ながら他国の人は国籍をとることはできない。
そのかわり、高度成長の国だから、働き口はいっぱいあるようだ。
人口のうち、UAE人が占めるのは1〜2割。
残りの8割以上は、肉体労働から金融、商社関係まで、さまざまな職種で働く外国人。
UAE人はほとんどが公務員、石油関連、あるいは金融関係で働き、初任給が約25万円〜。
住む土地や家も国家が提供してくれ、さらに光熱費などいろいろな場面で外国人より優遇されているので、実質生活費では大きな格差がある。
建設などの単純労働者には住居と食事が支給され、賃金は月に1万5千円から2万円くらい。
それでも他国にくらべるとずっと賃金がいいので、大勢の労働者、つまりいろいろな国籍、民族の人が暮らしている。
どの人がどの国出身なのか、はっきり見分けはつかないが、微妙に衣服や顔立ちが違う人を多く見かけた。