訪れた町
(一部、クリックすると画像が大きくできる写真もあります。)
[Pretoria プレトリア]

ゴールドラッシュが落ちついてからできた町。古いヨーロッパのような町並み。
ヨハネスバーグの北。首都。行政府のあるところ。
しかし、司法はどこそこ。国会は半年置きにヨハネスバーグとケープタウンで、と
実質的には四つの首都があるようなものだ。という。
ここはバスに乗ったまま案内されただけだが、古い町並みをうろつく貧しい黒人と、
丘の上の国会議員たちが住む高級住宅街。
いきなり落差を見せつけられた。
[SunCity サンシティ]
死火山の外輪山に囲まれた、なーんにもない土地にニョッキリできた一大テーマパーク。
貧しい青年が、小さいころからの夢をかなえるため、何年もかかって企画をたちあげ、周囲を説得し、
ようやく作り上げたという、文字通りのドリームランド。

4つの大きなホテルとゲイリ−・プレイヤーが設計した二つのゴルフ場、カジノやシアター。
ウォーターランドとかロストシティ(火山の爆発で埋もれた古代の王国を復元した。というコンセプト)など
デザードの真ん中にふんだんに水を使った施設がある。
このシティのために川の流れをせきとめ、遠くから水をくみ上げているというから、もう、あきれるほどのスケール。
「ラスベガスみたい」とだれかが言っている声が聞こえた。行ったことがないが、なんとなく想像できる。
ある人は『007』の映画の世界、と表現していた。
まさしく、度外れた規模。ある意味、悪趣味。
しかし、これも雇用の確保という意味からすればいいことなのかも。
と、なんだか複雑な思いで
巨大レジャーランドを眺めてしまった。

サンシティを上から眺める『紅の豚』ならぬ黄色い遊覧飛行機。20分850ランド(約1万2千円)。
ホテルに着く。飛行機の貨物に積んだスーツケースはボーイが部屋まで運んでくれる。
この日、荷物を受け取ってボーイにチップを渡し、ドアを閉めたあとで一つ足らないことに気がついた。
すぐにドアをあけ「One more baggage !」と叫んだ。
「All right」ボーイはうなずいて去ったが、待てど暮らせど音沙汰がない。
フロントに電話する。しかし、乏しい語学力では「One more baggage please!」くらしか言えない。
やはり音沙汰なし。
この日はついてすぐ出かけたグループと部屋に落ち着いたグループがあり、全員が部屋で荷物を受け取っているわけではない。
仕方がないから夫がフロントへ出むいた。身振り手振りでようやく通じたらしいが、
さあ、どこへ運ばれたのか。
結局ボーイは、わたしたち一行全部の部屋に確認に行ったらしい。
ようやく荷物がもどったのはかれこれ一時間もあとであった。
これもアフリカンモードか。
やれやれ。と着替えて外へ出てみるが、too hot!
庭へ出ると、あちこちに小川のせせらぎ。その先に行くと、プールが3つも。

ここはワイキキかマイアミか、という光景。
宿泊だけでなく日帰りで遊びに来る家族も多いらしい。
プールもラウンジにも、少ないとはいえ黒人も白人と一緒に対等に遊びを楽しんでいるのを
目にしてちょっと安心した。
もちろん、ここへ来られるのはリッチブラックだろうが。
あまり時間がなかったので全部は見きれなかったが、きっといいところだとおもいますよ。
みなさんもいかがですか。有名なゴルフコースが二つあるそうだし。ただし、とにかく too hot!!
ラウンジのティールームでイギリス風アフタヌーンティを楽しんで、さて、部屋へもどろうと
おもったら停電。
エレベーターが動かない。ボーイが気を利かせて非常階段へ案内してくれたが
暗くてダメ。
電気の復活を待つ。ようやくついたと思ったら、また停電。これが昼間だからまだいいものの、夜だったら真っ暗だろう。
でも、だれもあわてないのが、やっぱりアフリカンモード。
[CapeTown ケープタウン]
空港から町の中心部にむかう幹線道路沿いに、バラック建てのスラムが延々と、数百軒、いや、
千軒くらいあっただろうか・・・両側に並んでいる。

昨日のサンシティの、あきれかえるほどの人工的豪華さと比べると、頭がクラクラする。
町の中心部にはいる。古くから捕鯨・南極基地・マグロ漁船などの中継地として栄えた港町。


むこうに見える山がテーブルマウンテン。海抜1087m。この日は頂上に雲がかかっていた。
最近は不景気で港は閑散としている。ドックに入る船も少ないという。

大きなボロ船が係留されているとおもったら、ロシアが修理費が払えなくて捨てていった船だという。
まったく北といいロシアといい、ぶつぶつ・・・・
古い倉庫があったあたりを再開発したウォーターフロント。
横浜や神戸などにあるようなホテル・ショッピングモール・レストランなどのコンプレックス施設が新しくてにぎやかだった。
ところが、わたしはここでダウンしてしまった。
翌日はテーブルマウンテンのケーブルカーに乗ったのとペンギン見物だけで、あとの行程はパス。
町の様子を楽しむことができなかったのが残念。

テーブルマウンテンの頂上へ登るケーブルカー。この写真で見るより、かなり急勾配。
上につくまでに、床が360度回転する。
つまり、どこに立っても、景色がすべて見渡せる。

テーブルマウンテンの頂上からみた景色。
ケープタウンは伊豆半島のような半島の西のつけねにある。ペンギンがいるBouldersは半島の東側。
一山越えて、自然保護区へ行く。

巣ごもりしているペンギン。じっと動かない。

一行はさらに南に向かい、半島の先っぽのケープポイントへ。

大西洋とインド洋がぶつかるあたり。潮目がはっきり見えるそうだ。
わたしはBoulderasから引き返して、ホテルで爆睡していた。
[Johannesburg ヨハネスブルグ 現地読みではジョハネスバーグ]
南ア一の大都会。
ダウンタウンは治安が悪い、と、どのガイドブックにも書いてある。
わたしたちが乗ったバスは幹線道路を一路、東へ向かう。
スラム化してきた市の中心部を逃れ、商業地やオフィスビルが郊外へ移動してきているらしい。
サントンという地区。

ショッピングモール、ホテル、大きなスーパーマーケットなどが立ち並んでいる。大きな、きれいな車が快適に走っている。
ここは車を持っている金持ちしか来られない町。
その巨大ショッピングモールや劇場のコンプレックスの一つのホテルに、わたしたちは入る。
あたりは近代ビルが林立している。
荷物をおいて、もう一つのコンプレックス施設に案内された。
天井をみあげれば人工の空。回りは人工の町並み。ブティックやレストラン。一見、open airs のように見えるカフェ。。。。
ちょうどお台場そっくりの造りだった。しかし、お台場と決定的に違うのは、入るときに空港並みのセキュリティチェックを受けること。
お洒落に着飾った客たちは、当然のごとく両手を広げ、金属探知機をあてられ、手荷物の中まで検査を受ける。
そして、店内のあちこちには、無線をもったガードマンが警備をしている。
モールの中は別天地。セキュリティガードされた別天地。
ここには、プアーな人たちは近寄ることもできない。
これまでは忙しくて買い物もゆっくりできなかった。
ここでたっぷり自由時間があるから、どうぞ買い物を楽しんでください。世界一の規模です。と主催者は言う。
たしかにスゴイ規模のモールだ。しかし、ブランドは意外に少なかった。
念のため申しあげるが、わたしはブランド品に関心はない。ブランドに走る金もない。
それでも、ティファニー・シャネル・ヴィトン・フェラガモ・・・ブランドの名前とロゴマークくらいは知っている。
それらの店がほとんど見当たらなかった。
南アといえば金やダイアモンドが有名だが、ちらちらと覗いた限りモールの店はそれほど高価な品揃えではなかったような気がする。
いえ、買う、買わないは別ですよ。
数店覗いたが、よく見ると9金だったり、ホワイトゴールドだったりするのだ。18金・24金はおいてない店もある。
ま、貴金属は急ぎ足で買うようなものでもないし・・・と買えない負け惜しみ (^^)
みんなも意外に買い物をしなかったようだ。
ブランド品をポンと景気よく買っている人もいたが、ほとんどの人はせいぜい人形くらいしか買わない。
最初から「別にここで買いたいもの、ないし」とショッピングに行かなかった人もいる。
日本人が賢くなったのか、みんな、もっと品揃えが豊富な場所で買い物をしているからなのか、
そこのところはわからないが・・・・
帰りにトランジットした香港空港のほうがよっぽどブランド店が多かった。
買い物天国は、やはり日本か香港、ハワイですよ、みなさま。
思えば、日本は世界で一番平和で贅沢な国かもしれない。とつくづく感じた旅だった。