初日
11:02 弁天島にて合流 → @ローカル駅って・・・A生まれ育った景色と性格の関係性
12:30〜 館山寺ロープウェイ・遊覧船 → B浜名湖観光と八方さんの甘味
17:00〜 宿舎到着 → C宿につく
19:00〜 夕食 → D特典映像と『ICO』
二日目
9:00 宿舎出発
9:30 喫茶店のモーニングサービス体験 → Eモーニングサービス×2
11:00〜 豊橋公園・市役所展望階・聖ハリストス教会見学 → F神さま×2
13:00 昼食 → G菜飯田楽と浜名バイパス
15:00 中田島砂丘 → H常温の砂丘
16:10 浜松駅にて解散
初日(10月23日・土曜日)
@ローカル駅って・・・
浜名湖は、手のひらをひろげた形をしている。太平洋に接した手首のところを今切(いまぎれ)といい、
その内側、遠浅になったあたりに浮島のようにあるのが弁天島。
東西に細長い弁天島を国道一号線と東海道線、新幹線が走っている。
弁天島駅の南側を表浜という。昔は海水浴場だったが、いまは海浜公園兼釣船の船着場になっている。
そこへ車を停めて弁天島駅へ。
改札口前で八方さんたちが乗ってくる11時02分着の下り列車を待っていると、先に上りの列車がついた。
中年のサラリーマン二人がおりてきて、改札口で駅員に「ここらで、観光するところってありますか」と訪ねている。
昨夜は出張で豊橋に泊まったが、このまま帰るのではもったいないから、途中下車して観光していこうかという風情 。
(なぜ、↑ がわかるかというと、豊橋名産の土産ものの袋を持っているから。)
「いやあ、ここらはなにもないよ」駅員はにべもない。
「じゃあ、浜松へ行ったほうがいいか」
「いや、浜松も市内はなにも見るようなところはないよ」
ヲイヲイ!
浜松へ行くにしてもつぎの列車まで待たなければならないし。。。どうしようか。。。
と、サラリーマン二人は、顔をみあわせている。
「失礼ですが、館山寺までいらっしゃれば景色がいいですよ。ここからだったらタクシーで20分くらいで行けますよ。
お金と時間に余裕があるようでしたら」とお節介をする。
「ああ、そうですか」「じゃあ、そうしようか」とサラリーマン氏はほっとした顔で外へ出て行った。
まったく、なんて駅員だろう。
と思っているうち、下り列車が到着。数人の客が改札口を通るが、八方さん一行はなかなかあらわれない。
わたしが「後ろ寄りの車両にのって」と指定したのがかえってアダになって、ホーム中央の囲いを大回りするはめになった
一行が改札口についたころ(ほんの数十秒後)、乗車券入れの木箱をおいて改札の窓には「休憩中」の札が!
ヲイヲイ、もう昼休みか? っていうか、乗り越しの精算はいいの?!
ほんとに、呆れるほどローカルな駅だ。
A生まれ育った景色と性格の関係性
とりあえず表浜で海の景色を眺める。
記念写真。はい、ポーズ!(わたしはカメラを持っていかなかったので、どなたかのレポートを見てください)
ここは、子どものころから毎年海水浴に来ていたし、高校のときは水泳訓練に通わされた場所だが、
それでも、わたしは泳げない(恥)
「いや、雪国育ちのぼくは、スキー下手ですよ」と八方さん。
聞くと、けっこう、みんなも泳げないと言う。ほっ
駅員の言う通り、たしかにここは、赤い鳥居が遠浅の洲にたっている以外、なにもない。
前は海、後ろは新幹線の線路、その向こうはぼやぼやっとした低い山並み。
わたしの開けっぴろげというか解放的というかメリハリのない性格のよってきたるところは、
この景色を見て育ったせいかも。とあらためて感じる。
ちなみに、くらさんは、景色のどこかに山があると、背中をもたせかけられるようで安心するそうだ。
はづきさんは雲の写真をパチパチ。海が気に入った様子。(にこにこ)
景色を見ながら、携帯で天然ウナギが入荷していることを確認して、いざ、昼食へ。
うな丼うな丼♪ ほかにもいっぱいメニューはあるのに、うな丼、真っ向勝負!でほおばる。
うん、大きくてふんわりしているのに脂っこくない。これが天然の味かあ。
じつは、わたしも天然のウナギは初めて食する。2,200円也。
あ、デジカメで写すの忘れてた! はづきさんが叫んだころには、丼はカラになっていた。
腹ごしらえをすましたところで、浜名湖の中ほどにある景勝地、館山寺へ。
車中のBGMは『KILL・BILL』 風太さん、はづきさん、声をそろえて合唱♪
B浜名湖観光と八方さんの甘味
弁天島は一つの島ではなく、いくつかの人口の島の固まり。そのあいだを水路が走り、橋でつながっている。
そこからさらに、指のまたのようにつきでた半島につながった橋をわたっていく。
どっちをむいても海。それも、内海だから穏やか。
ここのドライブは何度来ても気持がいい。景色を楽しみつつ、『KILL・BILL』を聞きつつ、館山寺到着。
館山寺の目玉は、地元鉄道会社経営の遊園地やケーブルカー。そのまわりを囲うように、海岸沿いにホテルや旅館が並んでいる。
遊園地のコースターや観覧車などがフェンスの外から見える。
子どもが小さいころはよく遊びに連れてきた遊園地だが、ディズニーランドなどができた今は、
いかにもレトロっぽい。浅草の花屋敷よりは大きいけどね。
ケーブルカーで、対岸の山頂へのぼる。800円也。但し、駐車料金が高っ! 800円。
展望台からぐるりが見える。よく晴れていれば富士山も見えるハズ。
岬をめぐって遊覧船やモーターボートが行き来している。牡蠣の養殖棚があちこちにみえる。
ノンビリした風景を見ながら、岬とか絶壁とかは火曜サスペンスにはつきものだよね。
と火サスロケ地の話題で盛り上がる。
展望台の建物は一部、有料のオルゴール館になっているが、そっちはパス。
館内の喫茶店(景色も味もけっこういける)で一休みしてから、またケーブルカーで下におりる。
お土産屋で「うなぎアイスクリーム」を見つけた八方さん、早速食べ始める。
オフ会名物、八方さんの甘味、今回は「うなぎアイス」から始まった。(笑)
ほんとにうなぎの細切れが入っているらしい。どれどれ、と、わたしたちもスプーンを借りて一口ずつ試食。
「あら、けっこういけるわ」と風太さん。
「ん?! ヨーグルトにうなぎのたれをまぜた味」と目を白黒させるはづきさん。
くらさんは「うっ」と絶句。
最後にわたしがどれどれ。うーーーーん。びみょーーー
アイスの甘いベースのうえに、ウナギのたれと脂っこい風味、さらに山椒の匂いもするよーな。
でもまあ、どうにもならないほどではないけど・・・・
八方さんは、女性陣の反応にもびくともせず完食。
ケーブルカーから見えた遊覧船に乗ろうというので、船着場へ。
30分コースと60分コースがあり、すぐに乗れる60分コースの船に。1,150円也。
船は、2か所の船着場に寄って客を乗せたり、つぶて島という小島の周りをまわったりしながら、
手のひらの形の浜名湖をほぼ横断して帰ってくる。
先週の台風の影響で、ふだんより水が濁っているが、ヨットやウィンドサーフィンや釣り舟が見える。
浜名湖周辺はよくドライブするので、建物や位置関係はよくわかるが、海側から見ると、また違う味わいがある。
風がほとんど無いので、外のデッキの椅子であちこち見ながら、まったりおしゃべり。
船着場に戻ったのが、午後4時過ぎ。
他の観光地によるにはちょっと時間が中途半端。フラワーパークの正面入り口だけ見て戻ろうとしたのが失敗。
なぜか、館山寺から弁天島に戻るとき、わたしは方向を見失う。ぐるぐる、余分にドライブをして、みんなをハラハラさせてしまう。
ついでにコンビニでおつまみやそれぞれのペットボトルを購入し、ようやく正しい曲がり角をみつけ、帰路に。
同じ道でも今度は夕景色が楽しめた。
C宿につく
建物は古いが、ロビーが広い。管理人のおばちゃんの手が行き届いて、とてもきれい。
はづきさん、ラピュタの少年のように両手をひろげてブーン♪ と喜びの表現。可愛い(笑)
みなさんも満足そう。よかった。ほっ
荷物を置くのもそこそこに、わたしが持参したDVDプレイヤーが食堂のテレビに接続できるか試してみる。
というか、機械系統は八方さんにお任せ〜
どうもうまくつながらない模様。今度は八方さんが持ってきたプレステをつないでみる。
プレステもだが、風太さん持参のDVDが見られるかどうかが問題。今度はOK!
ようやく安心して、部屋へ案内してもらう。客室は8畳で少々狭いが、女性は同じ部屋に入る。
白一点の八方さんは、ツインのベッドルームに案内される。ここはバスつき。
いいないいな♪ とはづきさん。
まだ夕食には間があるから散歩でもしようか。
暮れなずむ街、海岸の遊歩道には釣り人がちらほら。対岸を走る車の赤いライト。
向こうに新幹線が、架線をスパークさせながら走るのが見える。だんだん、暗くなる。
逢魔が刻。だね。また、火サス・・・
もどってから、食事が届くまで食堂でまったりとおしゃべり。
谷川俊太郎の33質問。それぞれが個性的で面白かった。笑い話。酔い覚めの水。匂い・・・
くらさんが、本になっている文庫を正・続の2冊持参。
例えば高橋源一郎は、質問の意味とか厳密にこだわっていて、細かなオトコだなあとか・・・
ああ、なんとなく、わかるわかる。
掲示板の話。
最近読んだミステリー。
八方さんが、これまで読んでなかった多作作家も挑戦してみようかな。
多作といえば赤川次郎。山村美紗。いや、栗本薫とか・・・
なんだっけ・・・あとはなにを話したっけ・・・ちょっと眠いようなおなかがすいたような・・・
おばちゃんが途中で、「新潟で地震があったみたいよ。大きいのが何度も」と教えてくれるが、
みんな、とくに新潟に深い縁故があるわけでもなく、聞き流してしまう。
ようやく食事が届いた。いただきまーす!
半分くらい食べたところで、あ、ビールとか乾杯とか、忘れてた!
酒飲みじゃないから気がつかなくて・・・折角、つまみも買ってきたのにね・・・
まっ、いいかあ。食べよう食べよう。がっつく。
なぜ、がっつくかと言うと、早くDVDを見たいから。
D特典映像と『ICO』
買ってきたおやつや土産のお菓子、ペットボトル、宿のお茶をテーブルにならべて、準備OK!
風太さん持参の『KILL・BILL』DVD。その特典映像の、「熱狂のマリアッチ」。それに「ビル幻の必殺ファイト」
お馴染み、風太さん、はづきさん、によるステレオ解説つき。
幻の殺陣シーンは笑えた。いったい、これをどこで使おうと・・・>タランティーノ
くらさんが「これは、使わなくて正解。タランティーノがのりまくって撮影したものの、使わなかったというフィルムが、
きっと、いっぱいあるでしょうね」と冷静な解説。
さて、と、八方さんが『ICO』をプレステにセット。宮部みゆきがノベライズすると話題のゲームだ。
解説書が、まんま、ファンタジーの粗筋のよう。
角の生えた少年が13歳になるといけにえとして古城に連れて行かれる。
とらわれの少年が、やはり、高いところにつるされた大きな鳥かごに閉じ込められている少女を救い、
いかにして城から脱出するか、というゲームらしい。
3Dの美しい画像が、いかにも古城やファンタジーの幻想的な雰囲気をだしている。
城の高いところから、クリアしなければいけないいろいろな仕掛けを見つけながら、少しづつ下に下りていく。
さらに、黒い影のような物の怪がいきなり出てきて襲う。それをやっつけながら、あまり主体性のない少女を引っ張りながら、
ICO少年は「サスケ」か「ファイトーッ。いっぱーつ!」をやりながら、戦い、走る、まさにリトルヒーロー。
いやあ、よくできたゲームだ。
くらさん、はづきさんが、それぞれコントローラーを渡されるが、ワンステージで八方さんにバトンタッチ。
しかし、八方さん、この武器をみつけたり、扉が開く隠し技を見つけるまでに、何回チャレンジしたの!?
みんなでスナックをポリポリ。お茶をゴクゴク。栗羊羹モグモグ。
風太さん、睡魔に襲われつつも画面に目を奪われている。
わたしは、ICO少年の脱出も気になるが、順番にお風呂に入らないと・・と時間も気になる。
お客様より先では申し訳ないが、途中で入浴。浴室のドア越しに、みんなの声が聞こえる。
まだ、終わりまでは行ってないらしい。急いで化粧水をつけ、また、戻る。
ちょうど、エンディングに間に合った。でも、・・・こういう終り方って・・・ううう、気になる。
くらさんは、ゲーム『ICO』を買おうか、ここまで行くまでにイライラしそう、弟にやらせようか、
思いは千々に乱れている様子。さあ、どうするでしょう>くらさん
終了したところで、すでに午後10時半すぎていた。
おばちゃんに悪いから、そろそろ寝なくちゃ。急いでお風呂に入って。じゃあ、明日は8時起床(予定)ね。
女性陣、どんなお風呂?と覗く。ここのお風呂は大きな浴槽にたっぷり溢れるほど湯を張ってくれる。
わあ、一緒に入ろう。はづきさん大喜び。みなさん、タオルと着がえを抱えてお風呂に。
八方さんは部屋についたバスを使う。
お風呂からもどった風太さん、どうも地震が大変なことになっているみたい、というのでテレビをつける。
あらら。。。。くらさんは、知人が。。と電話をするがつながらない。
関東地方も震度3などテロップが出る。
風太さんも、お父ちゃん、心配してるかしら、いまごろ電話したらかえって怒られるかしら。
はづきさんは彼氏か? それぞれ携帯を使い出すが、やはりつながりにくいらしい。
しばらくニュースを見ていたが、どうしようもないので、寝ることに。
お休みささい。ZZZZZ
二日目・10月24日(日曜日)
Eモーニングサービス×2
予定の8時にきっかり、みんな起床。洗面、化粧、身支度、精算をして、さあ出発♪
国道一号線を一路、西へ向かう。日曜の朝なので道がすいていてスイスイ。『KILL・BILL』のBGMで気分は爽快。
急カーブの山道、潮見坂を登る。ここから太平洋が見おろせる、お薦めのスポットだ。左後ろ見て! わぉ!
潮見坂をのぼって少し行ってから、わき道に入る。国道は輸送の大動脈だが生活道路ではない。
わき道に入ると、農地や民家のあいだに自動車関連の部品工場がにょきにょきと林立している。
当然、ちかくには工場従業員の住まいがあるわけで、新しくできた道沿いにスーパーや店舗や喫茶店が並んでいる。
道沿いの喫茶店の駐車場は車でいっぱい。あれ、みんな、モーニングの客よ。へえ!
そこからさらに、昔の農道のような道に入る。と、なぜか、角々に、→ マークの紙を持った青年が立っている。
身ぎれいな服装、にこやかな笑顔である。葬儀場の案内でも、住宅展示場の案内でもなさそう。
ハテナハテナ? 向こうの細い道一杯に、オーソドックスな服装の男女が・・・さらに、大型貸し切りバスまで。
ハテナハテナ? の謎はすぐに解けた。喫茶店の2軒向こうが、某○○の証人の教会だった〜!
そういえば、キリスト教では、朝のお勤めのことをモーニングサービスと言うんだっけ?
信者ではないわたしたちは、教会手前の駐車場に車を停めて喫茶店に。
ここは斜面を利用した店で、広い庭にはなんと白山羊が2頭(メイとバク)、看板娘をしている。
動物好きのはづきさん、駆け出す。
ここで、モーニングサービスをご存知ない方のために説明しておこう。
喫茶店のモーニングサービスは今では愛知、岐阜、三重あたりではもう当然のサービスだが、
豊橋が発祥の地と言われ、かれこれ、20年以上前から続いた喫茶店文化である。
あなたが、この地域の喫茶店に午前11時までに入店し、一声「コーヒー」といえば、
トースト・ゆで卵・プチサラダ・果物一切れを載せた皿が自動的に、無料で!ついてくる。
さらにサービスがよければ、乳酸飲料とかヨーグルトも。店によっては、おにぎりと味噌汁という和食系もある。
最初は珍しかったサービスだがあちこち普及しはじめると、当然のこととして過剰競争になり、
差別化を図ろうということになる。
で、最近はバリエーションがふえ、プラス100円、150円で、AセットBセットなど、
メニューが選べるようになってきた。
ただし、このサービスは愛知文化圏特有のものらしく、静岡県の喫茶店には普及率が低いらしい。
宿舎のある弁天島は静岡県なので、車で30分ほどドライブして愛知県内にはいる必要があったのだ。
ということで、ぎりぎり愛知県内にあるこの店は、プラス150円のメイ(山羊の名前)セットが、
クリームシチュー・トースト・オムレツ・サラダ・フルーツ付き。
プラス200円(だっけ?)のバクセットが、ホットドッグ、サラダ、フライドポテト、フルーツ付き。
プラス300円(だっけ?)の元気セットが、ピザトースト、サラダ、フライドポテト、フルーツ付き。
ドリンクはブレンドコーヒー、アメリカン、カフェラテ、紅茶(各、ホットとアイスあり)、
ジュース各種などなどから選べる。ドリンクは420円〜
へええ!!!!と、みんな、大喜びでメニューを選んでオーダー。
八方さんは早速デジカメを構える。
八方美人男さんレポによる「名古屋の喫茶店事情」参照
たとえば共働きとか兼業農家の家族が、日曜の朝くらいノンビリしたいと一家でモーニングに来る。
あるいは郊外の喫茶店では、朝早い農作業を終えたおばちゃんたちが、クーラーの効いた喫茶店で涼みながらモーニング。
お父ちゃんは、ついでに週刊誌やスポーツ紙を読んだりして。
へええ!! 喫茶店のモーニングは小さなレジャーなのネ!
実際、店内を見回すと、孫を連れたじじばば、子どもをつれたパパママ、といった家族連ればかり。
さらにこの店はパフェなどデザートメニューが豊富なことも、わたしがこの店を選んだもう一つの理由である。
当然、八方さんは、モーニング終了後、デザートに進軍。
ぼくだけでいいですか? どうぞどうぞ。見てますから(にこにこ)
八方さんは悩んだ挙句、チョコパフェをオーダー。これも食べる前に、デジカメ。
小ぶりのカップの下半分にアイスとバナナ。トップにはチョコレート掛けしたアイスの周囲に、
斜め切りのバナナ、マロングラッセ、スプーンでくりぬいたメロンが各2切れずつ。
これで、都会の料金のたぶん半分くらい。へええ!!!
地元住民のわたしには当然の光景が、都会派のみなさんには格別のものだったらしい。
へえ20点は軽く越えたと思うほど、みなさん、感動してくれた。
そんなこんなおしゃべりを楽しんでいるあいだにも続々と客が入ってくる。
この店のもう一つの目玉は、店内の一室で展示販売している手作り木製玩具。
会計をすませて、こちらに移動。
いろいろなバリエーションで動いたり、組み合わせたり並べ替えたりして遊べる玩具が部屋いっぱい、
棚から床にまで、ところ狭しと並んでいる。
ちいさな子どもが夢中になって遊んでいたが、実際、どれもすぐれもので、空洞の中にビーズが入っていて、
ことこと動かしたりする仕掛け玩具も多い。
きゃー、こんなふうに動くんだぁ! ねえ、これ見て見て! わたしたちもおもわず童心にかえって遊んでしまう。
風太さんは、ビーズが組み込まれた小さな玩具をお買い上げ。
F神さま×2
喫茶店のモーニングサービスを堪能したあとは、一路豊橋市内へ。
わたしの縄張りである豊橋公園の駐車場へ車を停め、公園を散策しながら市役所の展望階へ。
この階だけは年中無休で解放されていて、四方から市内の眺望を見ることができる。
ここで時間調整してから、すぐ近くの聖ハリストス教会へ。ここはロシア正教の教会。
函館の聖ハリストス教会や神田のニコライ堂と同じ系列(? ようわからんが、ロシア正教はギリシャ正教系らしい)
でほぼ同時期、大正初期に作られた木造の教会。こじんまりしているが、保存状態がいい。
正面の扉があいていて、中から乳香の香りがもれ、賛美歌が聞こえる。ちょっと厳粛な気分で礼拝が終るのを待つ。
やがて、礼拝がおわったらしく、信徒さんたちが三々五々出てくる。
見学を申し出ると、どうぞどうぞと招じ入れてくれ、神父さんみずから、
イコンやロシア正教独特の十字架の形状の意味について解説してくださる。
ちょうど『ダ・ヴィンチ・コード』を読んだばかりなので、関心を持って聞けた。
正面の祭壇奥には白い壁に、金色の枠にはまった聖画がびっしり。上をみあげると簡素な丸天井から、
これもクラシックで簡素なシャンデリアがさがっている。乳香のすこし甘いような香りが立ち込めている。
日本人最初のイコン画家、山下りんのイコンや、日露戦争当時、捕虜になったロシア人が
教会に通うことを許されたお礼に描いたという、いわば本場もんのイコンなど、芸術品的にも美しい。
ほんのわずかな献金を箱にいれ、今度は、十メートルほどお隣りにある神社に(苦笑)。
ここはうちの町内の氏神さま。展示してある赤鬼の着ぐるみを見ながら、伝統の鬼祭り
(天狗をからかった赤鬼が折伏され、ゴメンゴメンと白い粉をまきちらして逃げる)を説明する。
西洋(しかもロシアの)神さまと、日本古来の神さま巡りを終えたころには、
朝しっかり食べたモーニングセットもこなれてきたので、市電に乗って2駅、
旧東海道宿場町のおもかげをほんのちょっぴり残している街へむかう。市電は一律150円。
G菜飯田楽と浜名バイパス
旧東海道筋にある菜飯田楽の老舗「きく宗」は、古い旅籠を継ぎ足し継ぎ足ししたと思われる
(いまだったら建築許可のおりないであろう)風情ある建物。
塩漬けした大根の葉っぱを刻んでまぜたご飯と、竹串にさした豆腐を焼いて甘い味噌だれをかけた田楽、
それに澄まし汁と漬け物だけ。これで1,785円也。
これより上のメニューでも、豆チクワと小鉢がつくだけ。
刺身とか天ぷらとか一般的なメニューは一切ない。菜飯と田楽一筋で江戸時代から延々伝えてきた伝統の味。
低カロリーでおなかいっぱいになる。
ここでは映画『KILL・BILL』が話題に。
「どうも世間的にはUの方が評価が低いようだけど、わたしたちはUの方が好き」と、風太さんはづきさんはノリノリ
くらさんは、TもUも公開と同時に見たため「あいだがあきすぎて、テンションがさがったのかも」
なるほど〜 わたしは、Tをレンタルで見て、あいだをあけずにUを映画館で見たけど、
やっぱり、ラストがねえ・・・
実はまだみてないんですよ。と申し訳なさそうに八方さん。
「日本の劇画とやくざ映画と、カンフーとマカロニウエスタンと・・・とにかく、タラちゃん、やりたい放題よ」
とみなでレクチャーする。
「はああ、それについていけるかどうか、ですね」
市電で駐車場にもどり、今度は国道を東へ。空が少し曇ってきたが、雨がふるほどではなさそう。
来るときは一般道を通ったが、こんどは潮見坂の手前からバイパスに入る。通行料は普通車が200円。
風太さんが、ファンタジーと日常の境のはっきりしない作品は苦手、というあたりから
ファンタジー論で盛り上がってきたのをさえぎって、「前を見て!」と叫ぶ。
ここは、どんなに話が盛り上がっていても見逃して欲しくない、絶景スポット。
小さなトンネルを抜けるといきなり眼前に太平洋が開け、そこから坂をくだるときはまるで海に突っ込んでいくような・・・
やがてカーブを曲がると、右側全体が海。海岸に波しぶきが打ち寄せ、沖にはサーファーが黒い点々になって浮かんでいる。
うわーーーっ!
ファンタジー論議をひとまずおいて、みな、窓の外に見とれる。
やがて、大きな浜名大橋にさしかかる。昨日遊んだ弁天島が左手に見える。
赤い大鳥居や新幹線、ホテルの向こう側がわたしたちの泊まった宿舎。右側には太平洋。
ここを見せたかったのよ〜と、思わずオラが町さ自慢になってしまう(苦笑)
絶景スポットが終わり、またファンタジー論の続き。ナルニアとかトトロとか、アイルランド系とか・・・あとなんだっけ。
まあ、要するに好みなんだけど、たしかにファンタジー苦手という人多いよね。
と語っているうちに、浜松市内に近づく。
H常温の砂丘
左手に浜松のランドマーク、アクトタワーが見ながら、大きな交差点を右に曲がり、少し走るとすぐに中田島砂丘。
駐車場に車を停めて、防風林の松を越えると、もうそこは砂の世界だ。
ここは小学生のとき、毎年春の遠足で徒歩で来たところ。低学年のころはけっこうきつかったなあ。
それに、あのころはもっと砂の山がいくつもいくつも連なって、こんなにすぐに海までたどりつけなかったハズ。
年々、砂丘は痩せているのね。などと思い出にふけるのはわたしだけ(苦笑)
正面は荒波、左右どっちを向いても砂の山、という非日常の景観に、みなさん、見とれている。
台風の置き土産なのかふだんからこうなのか、池のような水たまりが残っているし、
漂着したちいさなゴミがいっぱい散乱しているが、そこを除ければ、ここはどこ? シルクロードかゴビ砂漠か?
という写真が切り取れそう。ほとんどの人に、騙せるんじゃない(笑)。
はづきさんは、流木やその周囲の風紋を、ローアングルで写している。
行楽シーズンで人に踏みしだかれているのと、雨のあとで砂が湿っているので風紋がくっきり出ていないのが残念。
もっと真冬の人気のないときに来たら、またちがう味わいがあるのだが・・・
日程調整しながら、ここを案内しよう! と浮かんだのは、谷川の33質問の21「素足で歩くとしたら。。。」に
スウさんが答えた「砂丘。常温でお願いします」があったから。
スウさんを常温の砂丘にご案内できなかったのが、かえすがえすも残念。
でも、ここなら夫さんの帰宅まえに日帰りすることも可能だからね、こっそり来ない?>スウさん
などと話しながら、車に戻る。
事前に連絡しておいたので歩きやすい靴で来てくださったが、それでも、あいだから砂が入りこんでいる。
砂を払い、車に乗り込む。あとは浜松駅まで一直線の道。
少し早いが、ゆっくりお土産を買いたいでしょうと、駅まで送る。送迎レーンで、お疲れ様〜
ということで、お泊りオフは無事終了。
みなさま、お疲れ様でした〜、また、機会があったら遊んでくださいねー。
PS。車の運転はふだん慣れているので、全然、平気です。
こちらにおいでになることがあったら、いつでも声をかけてください。ご案内します>ALL