ホテルはBクラスなので、あまり期待はしていなかったが、壁がうすく、隣の部屋の話し声やTVの音が筒抜け。
その割りには、朝食は、ビュッフェスタイルながら、パンやヨーグルト、ハム、チーズなど豊富で美味しかった。
8:15 HISツアーバスの集合場所へ行く。
大型バスが満員の盛況。ほとんどが女性のグループ。ちらほらとカップル。
革命記念日明けの日曜日のせいか、道はすいている。
☆ヴェルサイユ宮殿☆
幼くして王位についたルイ14世は、貴族たちに王位を狙われ、各地を転々として過ごした。
成人し、ようやく王権を確立したルイ14世は、政治に直接タッチし帝国を強くしていく一方、バレーなど芸術を保護し、
貴族たちを骨抜きにするため贅沢を奨励した。
首都をパリからヴェルサイユに遷都し、50年かけて絢爛豪華な宮殿を造営。
しかし、曾孫の曾孫にあたるルイ16世の治世のとき、革命によってルイ王朝は終焉をむかえる。
政治犯を収容したバスチーユ牢獄が襲撃されたのが7月14日。
という説明をバスの車中で受けているあいだに、ヴェルサイユ宮殿に到着。
各国語のイヤホンガイドが無料で借りられる。
コの字型の建物を、王関係、鏡の間、そして王妃関係と、一方通行で見学できるようになっている。
入ってすぐから、キンキラキンキラ
なんとかの間、なんとかの間、と、用途ごとに(音楽を聴く、とか、衛兵の詰め所、とか)いくつかの部屋が続く。
どこもかしこも、これでもか!というほどに過剰な装飾と豪華なシャンデリア。
王の謁見の間。
豪華なバルコニー。鏡の間。
ここは、たしか、貴族の間。だったかな?
王妃関係の部分にくると、やや(若干!)、色彩が落ち着いてくる。
王妃の寝室。
マリー・アントワネットは、このベッドで、重臣たちの見守るなか出産したという。
子どもが実際に産まれるところを証明しなければならなかったのだろうか。
壁の上方には、夫の肖像画、子どもたちに囲まれた自身の絵のほかに、
母マリアテレザ、兄ヨーゼフの肖像画などが飾られていた。
ちょっと哀れも感じるが、やっぱり、どっちを見ても、あきれるばかりの豪華さに、これでは革命が起きてもしかたがないわさ。
庭も、八万坪だっけ? とうていまわれないので、窓から写すだけ。花がきれいだった。
ヴェルサイユ見学の後、バスはマルシェ(市場)へ。
ロッテルダムで買い物にいったマルシェより、ずっと広くて、品揃えも豊富。
桃やリンゴを一個ずつ買って、その場でほおばる。
バスは、13:00ごろ、ルーブル美術館そばに到着。ここで解散。
☆ルーブル美術館☆
ガラスのピラミッド入り口でセキュリティチェックを受け、エスカレーターで地下におりる。
ピラミッドの地下広場にはチケット売り場やショップ、カフェテリアなどがあり、
そこから、細長いコの字型になったリシュリー翼、シュリー翼、デゥノン翼、それぞれの建物へとつながっている。
事前情報では、セキュリティチェックや入場券を買うのに長い行列で時間がかかると聞いていたが、
それほどではなく、案外スムーズに進んでいく。入場料、一人9ユーロ
パンフレットも各国語、そろっている。
荷物をクロークに預け、まずは中に入ろう。
やっぱり、ここも豪華絢爛。しかも、やたら広い。
この建物はフランソワ1世→アンリ4世→ルイ14世→ナポレオン→ナポレオン3世と、改築、移築、増築され続け、
300年後にようやく完成した宮殿。そこに古代ギリシャ、オリエント、アフリカから近代美術まで
・・・何万点だっけ? 一日二日で回りきれるものではない。
パンフにも、館内の案内にも「ミロのビーナス」「モナリザ」その他有名どころは、すぐ行き着けるよう写真つきで矢印がされている。
まず「モナリザ」「ミロのビーナス」方向へと進む。
一階の奥に「ミロのビーナス」があったのだが、それより二階へむかう階段の踊り場にすっくと立つ「サモトラケのニケ」!
これこれ! ヘップバーンの「パリの恋人」でファッションモデルになったヘップバーンがこの像の前で、
大きなショールをパーッと広げながら階段をおりてくるシーンがあってねえ、きれいだったぁ(遠い目)と、わたし一人大興奮。
だれ?それ。と三女は冷たい反応。
あはは。はぁ。
ヘップバーンはさておき、大きさといい、フォルムの美しさといい、神々しいほどの迫力があった。
「モナリザ」の前には防弾ガラス、さらに手前にもロープで規制線が張られているが、カメラをかまえた観光客で押すな押すな。
まるで、アイドルをおいかけるマスコミ陣のよう。
奥中央にある絵、わかりますか?(笑)
中には、「わたし入れて撮って!」と、人をおしのけて「モナリザ」を背にポーズをとる女性も。
・・・アジアっぽいけど、どこ系だろう? 少なくとも日本人ではなかったので、なんとなくホッとする(苦笑)
そういえば、すでにあちこちで日本人を見かけているが、総体におとなしい印象。
一昔、二昔前の、ノーキョーさん・エチケット知らず、というイメージは払拭されているようだ。
「モナリザ」のむこうは、フランス絵画の大作、奥はイタリア絵画、三階は、17・18・19世紀フランス絵画
・・・たぶん、教科書に載っているような名作、大作があるのだろうが、モネだ、ロートレックだ、セザンヌだ・・・
と一つ一つ見ていたらキリがない。
もう、くたびれてきた。
ということで、そっちは避けて、オランダ・フランドル絵画の部屋に行く。
あった! フェルメールの「レースを編む女」と「天文学者」
「レースを編む女」って、こんなに小さい絵なんだ。
もう、これで満足。帰ろう。あ、そういえば「ミロのビーナス」忘れてた。
ギリシャ彫刻の部屋を通って、やはり黒山の人だかりに囲まれたビーナスを見学。
案外、どうってことないね、という印象。
館内のカフェテリアに入り、ピザやサラダで遅い昼食をとる。
JTBからサービスされた二階建て観光バスのチケットがある。
ルーブル美術館前にバスストップがあり、セーヌ河中州のシテ島をぐるっと回って、オペラ座方向へ行くようだ。
こういうバスが何種類かあり、市内をぐるぐるまわっている
これに乗って戻ろうか。
ところが、路線図が大雑把で、バスストップの位置がよくわからない。
三女が、セーヌ河沿いみたいだよ。と歩き出す。
そうだ。JTBに聞いてみよう。出発前、わたしの携帯にJTBパリ支店や大使館などの番号を登録しておいた。
さっそく、電話で聞きながらさがす。
すぐにバスストップを見つけ、無事、乗車。ああ、便利なことよ。
屋根なしの二階席から見たノートルダム寺院、
セーヌ河。
オペラ座前で下車し、街のパン屋でサンドイッチなどの食料を調達してホテルに戻る。
はぁー、おつかれさん。ぎっしり充実した一日でした。
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